長野県 2017年


蓼科山 29年10月21日

蓼科山 29年10月21日写真動画

台風21号の接近する中、木曜日までの予報で土曜日は雨、金曜日になると土曜日の午前中は曇りに変わった。さてどうするか悩んだが決行することにした。朝3時集合し出発。長浜辺りから雨が降り出した。中津川に入ると雨が激しくなってきた。長野県に入っても激しく降っている。駒ヶ根に入ると小雨になった。南アルプスの山々が綺麗に見える。雨で空気が澄んだのか、こんなに綺麗に見えるのは久しぶりだ。諏訪市に入ると完全に雨は止んだ。道を間違えたがすぐに修正してビーナスラインに入る。ピラタスの丘を走っていくと紅葉が見頃になっている。紅葉のトンネルをゆっくり登っていく。どこまでも紅葉が続く。こんな紅葉は福井では見ることができない。素晴らしい!登山口の女の神茶屋の駐車場に車を停める。すでに1台、道路の反対側に1台停まっていた。私達以外にもこんな天候に来る人はどこにでもいるもんだ。支度を整え出発です。初めて来る人は登山口が分からず違う道を進むことが多い。私も初めて来た時は、迷ってしまった。登山口を入るとクマ笹の平坦な道。今日は雨でぬかるみになっている。すぐに登山靴は泥だらけです。やがて登り坂になる。クマ笹の道が終わると最初の急登が始まる。急坂で岩が多い。足の置き場が大変、変に岩に載せると滑し、急坂で登り難い。次第に息が上がって来る。どこまで行っても急登が続く。2100mの地点に着く。振り返ると雲海が広がっている。南アルプスの山だろうか?雲海から顔を出している。雲切れ間から町並みと紅葉が広がっている。晴れた日と違い曇りでもなかなか乙なものだ。ここからはなだらかな道を行く。歩いていくと山頂の岩場が見えた。もうすぐ最後の登りだ。この登りが大変、急坂の上に長い。どこまで行っても登りが延々続く。息も上がって来る。つらい登りだ。途中上から下りてくるカップルに会う。長野県自然保護レンジャーの方だった。さらにもう一人女性が下りてきた。これで駐車場に停めてあった人達が全員下りて行った。岩場に到着する。鎖場を登り、トラバースしていく。下はガスがかかっているので、高度感は感じられない。大きい岩ばかりなので、歩きづらい。濡れているので滑る。かと言って岩に足を乗せないわけには前には進めない。慎重に進む。やがて山頂ヒュッテが見えてきた。台風に備えているのか、閉鎖の準備をしているかわからないが、小屋にベニアを当てている。頂上に向かう。風が強くなった。寒い!ガスに覆われ幻想的になっている。一瞬ガスが晴れた。広い山頂は大き岩で埋め尽くされこんな光景は他の山では見ることが無いだろうと思う。前に来た時は非常に大勢の人がいたが、今日は他に6人しかいない。それも早々に引き上げて行った。山頂には私達5人しかいない。百名山貸切になってしまった。蓼科神社の前で昼食です。昼食後は私達も早々に下山開始です。岩場を下りていると雲が晴れてきた。外界の紅葉が見える。これで高度感を感じ、岩場を下りる醍醐味が出てきた。岩場を終え、長い急坂の始まりです。細かい石が多く、素直に下りられない。これでもかと下りが続く。下り終えるとようやく終わったとホッとする。2100mまでなだらかな道を行くが、再度急坂の始まりです。今度は岩が大きいし、滑る。これもまた素直に下りられない。先程より短いのでもう終わった感じがした。クマ笹の登山道入るとあと少しだ頑張ろ!ぬかるんだ道をさらに泥だらけになりながら進んでいく。ようやく登山口に着いた。雨に降られず良かった山行になりました。